- 問題の解答例など解法は見ずに解いています。覚えていない部分は学習はしますが、直接問題の解き方は調べていません。
よって、順当な解法かは分かりませんが、何か参考になれば幸いです - なるべく細かく書くようにしています。不明点はコメントいただければ嬉しいです
- また、正解かどうかのチェックは行い、正解にはなっています
問題
問題は下記を開いてご確認ください。
第3問(2)
一先ず、1辺の長さが$8$の正方形$DEFG$において、辺$EF$上の点$H$と辺$FG$上の点$I$は$\displaystyle cos \angle DIG=\frac{3}{5}$、$tan \angle FIH=2$を満たす図形を描く。
$\displaystyle cos \angle DIG=\frac{3}{5}$より、$DI=5x$、$GI=3x$と置き、$tan \angle FIH=2$より、$FI=y$、$HF=2y$と置く。
( i ) $DI$、$HI$を求める
$DI$を求める
$\bigtriangleup DIG$、三平方の定理より、$GD^2+IG^2=DI^2$
$GD=8$、$IG=3x$、$DI=5x$なので、$8^2+(3x)^2=(5x)^2$
$8^2+(3x)^2=(5x)^2$
$64+9x^2=25x^2$
$16x^2=64$
$x^2=4$
$x=\pm 2$
$x=\pm 2$
ただし、$x$は三角形の辺なので正の数なので$x=2$
$DI=5x$に$x=2$を代入すると、$DI=5\times 2=10$
$DI=10$(選択肢:3)
$HI$を求める
上記「$DI$を求める」より、$x=2$である。
よって、$GI=3 \times 2=6$なので、$y=8-6=2$である。
$\bigtriangleup HIF$、三平方の定理より、$IF^2+FH^2=HI^2$
$IF=2$、$FH=4$なので、$2^2+4^2=HI^2$
$2^2+4^2=HI^2$
$HI^2=4+16=20$
$HI=\pm \sqrt{20}$
$HI=\pm 2\sqrt{5}$
$HI=\pm 2\sqrt{5}$
ただし、$HI$は三角形の辺なので正の数である。
よって、$HI=2\sqrt{5}$(選択肢:1)
( ii )相似なもの & 角度の大小を求める
$\bigtriangleup DEH$、$\bigtriangleup DGI$、$\bigtriangleup DHI$の中で$\bigtriangleup HFI$と相似なものは?
まず、「( i ) $DI$、$HI$を求める」で分かった値と$DH$の値を書き込んだ図を作図する。
$DH$の求め方
$DH$は、$\bigtriangleup DEH$、三平方の定理より、
$DH^2=DE^2+EH^2$
$DH=\pm \sqrt{80}=\pm 4\sqrt{5}$
$DH$は三角形の辺なので正の数。よって、
$DH=4\sqrt{5}$
$DH=4\sqrt{5}$
$\angle DHI=90^{\circ}$
$DH^2+DI^2=ID^2$を満たすので、$\angle DHI=90^{\circ}$となる。
$ID^2=10^2=100$
$\bigtriangleup DEH$と$\bigtriangleup HFI$は相似?
$FI$と$EH$の比は$FI:EH=2:4=1:2$
$HF$と$DE$の比は$HF:DE=4:8=1:2$
$\angle DEH=\angle HFI=90^{\circ}$
上記3点より、直角三角形の相似条件は2組の辺の比が等しければよいので、
$\bigtriangleup DEH$と$\bigtriangleup HFI$は相似である。
$\bigtriangleup DHI$と$\bigtriangleup HFI$は相似?
$FI$と$HI$の比は$FI:HI=2:2\sqrt{5}=1:\sqrt{5}$
$HF$と$DH$の比は$HF:DH=4:4\sqrt{5}=1:\sqrt{5}$
$\angle DHI=\angle HFI=90^{\circ}$
上記3点より、直角三角形の相似条件は2組の辺の比が等しければよいので、
$\bigtriangleup DHI$と$\bigtriangleup HFI$は相似である。
よって、$\bigtriangleup DEH$と$\bigtriangleup DHI$の2つが相似である(選択肢:1)。
$\angle DIG$と$\angle DIH$を比較
$\angle DIG$と$\angle DIH$を比較するために、それぞれの$cos$の値を求める。
$\displaystyle cos \angle DIG = \frac{6}{10}=\frac{3}{5}$
$\displaystyle cos \angle DIH = \frac{2\sqrt{5}}{10}=\frac{\sqrt{5}}{5}$
$\sqrt{5}$は、富士山麓オウム鳴く(ふじさんろくおうむなく)なので、
$\sqrt{5}=2.2360679…$である。
僕は$\sqrt{5}=2.236…$、富士山麓までしか覚えていません。問題を解くには十分かなと。
よって、$3>\sqrt{5}$なので、$\displaystyle \frac{3}{5}>\frac{\sqrt{5}}{5}$となり、
$cos \angle DIG > cos \angle DIH $である。
$\displaystyle \frac{3}{5}$と$\displaystyle \frac{\sqrt{5}}{5}$をどちらも2乗すればOKです。
$\displaystyle (\frac{3}{5})^2=\frac{9}{25}$
$\displaystyle (\frac{\sqrt{5}}{5})^2=\frac{5}{25}$
よって、$\displaystyle \frac{9}{25} > \frac{5}{25}$
ここで$0\leq \theta < 90$のとき$cos \theta$は$\theta$の値(角度)が大きくなるほど、$cos \theta$の値は小さくなる。
つまり、$cos \theta$の値が小さい方が角度は大きなる。
よって、$cos \angle DIG > cos \angle DIH $なので不等号が反対になり、$\angle DIG < \angle DIH $(選択肢:3)となる。
$0\leq \theta < 90$のときの$cos \theta$の性質について
「$0\leq \theta < 90$のとき$cos \theta$は$\theta$の値(角度)が大きくなるほど、$cos \theta$の値は小さくなる。」
これは単位円から$cos \theta$を見ると簡単に理解できます。
半径が$1$である単位円では$cos \theta$の値は$\displaystyle \frac{x座標}{半径}$です。半径は$1$なので、$cos \theta$の値は$x$座標の値となります。
よって、青い三角の$cos \theta 1=x1$、赤い三角の$cos \theta 2= x2$となります。$x2$より$x1$の方が長く、赤い三角より青い角度の方が小さいのは図より明らかです。つまり、$cos$の値が大きい程、角度は小さくなります。
上の図より、赤よりも角度が$90^{\circ}$に近づけば(角度が大きくなれば)、$x$の値は$0$に近づいていくので、小さくなることが分かります。
反対に角度が$0^{\circ}$に近づけば(角度が小さくなれば)、$x$の値は$1$に近づいていくので、大きくなります。
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- 問題の解答例など解法は見ずに解いています。覚えていない部分は学習はしますが、直接問題の解き方は調べていません。
よって、順当な解法かは分かりませんが、何か参考になれば幸いです - なるべく細かく書くようにしています。不明点はコメントいただければ嬉しいです
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