【問題】¬(P∧¬P)が恒真式(トートロジー)であることを確認せよ(無矛盾律)-数理論理学
注意点

正しく証明・計算の結果が学術的に本当に正しいかどうかは保証できません…ご了承くださいm(__)m
学生の方であれば、疑問に思ったところなどは教授・助教授、その他周りの方に確認してくださいね。
もし、コメント等でご指摘いただければ有難いです。

【問題】$\lnot(P \land \lnot P)$が恒真式(トートロジー)であることを確認せよ

命題変数$P$に対して論理式$\lnot(P \land \lnot P)$が恒真式(トートロジー)であることを確認せよ

回答

$\lnot(P \land \lnot P)$の真理値表を確認します。

命題変数$P$に対して真(T)、偽(F)の2パターンについて確認します。

$P$ $\lnot P$ $P \land \lnot P$ $\lnot(P \land \lnot P)$
T F F T
F T F T

※参考:P∧¬Pの真理値表を求めよ

上表にて、$\lnot(P \land \lnot P)$が恒真式(トートロジー)であることが確認できました。

Q.E.D.

備考

$\lnot(P \land \lnot P)$は常に真であることが分かりました。このように常に真である論理式を恒真式(トートロジー)といいます。

また$\lnot(P \land \lnot P)$は無矛盾律と言います。

無矛盾律について

同一律、排中律と共に、アリストテレスの3つの思考の法則の1つにあたります。日本語でいうと「ある事物について同じ観点でかつ同時に、それを肯定しつつ否定することはできない」ということです。

つまり、任意の命題変数$P$は「真」かつ「偽」にはならないということです。当たり前のようにPが「真かつ偽」の場合について省いてきましたが、無矛盾律について否定派の方もいらっしゃるそうです。ですが、「命題変数Pが真かつ偽」があり得る場合、少なくとも僕にはどれも証明することができなくなります。よって、本サイトでは、「無矛盾律」は認めるものとさせていただきますm(__)m

キーワード

気になる人は調べてみてね。

数理論理学、無矛盾律、恒等式(トートロジー)、論理積($\land$)、否定($\lnot$)、命題変数、論理式、真理値表、Q.E.D.

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