#3 対の公理が主張する集合(「空集合」と「空集合だけを持つ集合」を要素に持つ集合など)
注意点

正しく証明・計算の結果が学術的に本当に正しいかどうかは保証できません…ご了承くださいm(__)m
学生の方であれば、疑問に思ったところなどは教授・助教授、その他周りの方に確認してくださいね。
もし、コメント等でご指摘いただければ有難いです。

「〇〇集合」だけを要素に持つ集合

前回、$\{\emptyset\}$(空集合だけを要素に持つ集合)という一元集合を確認しました。

ここで$\{\emptyset\}$に対しても同様に考えると、$\{\{\emptyset\}\}$(「空集合だけを要素に持つ集合」だけを持つ集合)の存在を確認できます。

ということは、$\{\{\{\emptyset\}\}\}$、$\{\{\{\{\emptyset\}\}\}\}$、・・・という集合の存在も確認できます。

対の公理が主張する集合は無限個ある?

$\emptyset$、$\{\emptyset\}$、$\{\{\emptyset\}\}$、・・・というように空集合から始まり、その後、自分自身だけを要素に持つ集合が存在しますので、どんな集合に対しても新しい集合が1つ発見されます。よって、対の公理が主張する集合は無限にあることが分かります。

「空集合」と「空集合だけを持つ集合」を要素に持つ集合

前々回前回にて、$\emptyset$(空集合)という集合と$\{\emptyset\}$(空集合だけを要素に持つ集合)の存在が確認できました。

前回見たとおり、「$x$と$y$という要素に対して、対の公理が主張する集合」は1つしか存在しませんので、$\emptyset$と$\{\emptyset\}$に対して、対の公理が主張する集合が存在し、1つに定まり、その集合を$\{ \emptyset, \, \{\emptyset\}\}$と書きます。

対の公理が主張する集合はどんどん増える

これまでに確認した集合は下記のとおりです。

  1. $\emptyset$
  2. $\{\emptyset\}$
  3. $\{\{\emptyset\}\}$、$\{\{\{\emptyset\}\}\}$、$\{\{\{\{\emptyset\}\}\}\}$、・・・
  4. $\{\emptyset, \, \{\emptyset\}\}$

このページでは、1から2の集合を作るのと同じ考えで3のような複数の集合を確認できました。また、1、2の集合から4の集合を作りました。

次に、1、2の集合から4の集合を作ったように、上記1~4から2つ要素を選んだ集合の存在も確認できます。

例えば、1と4から、$\{\emptyset, \ \{\emptyset, \, \{\emptyset\}\} \}$、2と3の1つ目から$\{\{\emptyset\}, \ \{\{\emptyset\}\} \}$というように新しい集合を確認できます。

さらに、新しく確認した集合を要素に持つ集合も考えられるので、対の公理が主張する集合はどんどん増えていきます(無限に増える)。

対の公理

$\forall x \, \forall y \, \exists A \, \forall t \, (t \notin A \leftrightarrow (t=x \lor t=y))$(任意の要素 x, y に対して、x と y のみを要素とする集合が存在する)

順番が反対の集合は同じ

集合{a, b}={b, a}を証明せよより、順番が違う2つの集合が等しいことを確認しています。

ここまでで確認できた集合

  1. $\emptyset$(空集合)
  2. $\{\emptyset\}$、$\{\{\emptyset\}\}$、$\{\{\{\emptyset\}\}\}$、・・・
    ※一つ左の集合だけを要素に持つ集合
  3. $\{\emptyset, \, \{\emptyset\}\}$、$\{\emptyset, \, \{\{\emptyset\}\}\}$、$\{\emptyset, \, \{\{\{\emptyset\}\}\}\}$、・・・
    ※空集合と2の各集合だけを要素に持つ集合
  4. $\{\{\emptyset, \, \{\emptyset\}\}\}$、$\{\{\emptyset, \, \{\{\emptyset\}\}\}\}$、$\{\{\emptyset, \, \{\{\{\emptyset\}\}\}\}\}$、・・・
    ※3の各集合だけを要素に持つ集合
  5. ・・・

5以降を書くとすると、5「空集合と3の各集合だけを要素に持つ集合」、6「空集合と4の各集合だけを要素に持つ集合」、7「5の各集合だけを要素に持つ集合」、8「6の各集合だけを要素に持つ集合」・・・となります。

2以降に関しては、次回以降、空集合を元に対の公理が主張する集合(無限にある)とします。

注意点

正しく証明・計算の結果が学術的に本当に正しいかどうかは保証できません…ご了承くださいm(__)m
学生の方であれば、疑問に思ったところなどは教授・助教授、その他周りの方に確認してくださいね。
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